コーヒー豆のあれこれ23回目
「ボリビアのコーヒーについて」
~各国のコーヒーの特徴~
ボリビアについて
みなさんこんにちは。さかうぇいです。今回のコーヒー豆のあれこれはボリビアについて紹介していきます。
シリーズ過去記事はサイトマップからご覧ください!!
ボリビアの正式名称はボリビア多民族国です。首都はラパスです。ラパスは標高がなんと3,640mもあります。日本の一番高い山富士山が3,776mですから、ボリビアの首都の人たちは常に日本の富士山と同じような気候に暮らしています。
公用語はスペイン語など(36カ国語あります)です。
ボリビアは南米の内陸国です。北側から東にかけてブラジルと、南東にパラグアイと、南にアルゼンチンと、南西にチリと、西にペルーと接しています。ボリビアのほとんどの土地は熱帯気候に属します。
雨季は11月~翌年の3月まで。乾季は4月~10月です。コーヒー栽培が盛んなユンガス山脈地帯の年間降水量は1,500mmです。
富士山並みに高い標高の土地にこのような都市を築いているのは素晴らしいことですね。
ボリビアのコーヒー生産地域
ボリビアでは北部のパンド、北西部のユンガス、カラナビ、エル・ベニ、東部のサンタ・クルスなどが挙げられます。ボリビアの国土はアンデス山脈にあるため標高が非常に高いです。コーヒーが栽培できるのは2,000mまでがギリギリといわれます。そのため、コーヒー栽培地は国土の中でも標高が低い土地に限定されています。
ユンガス地域は標高1,100m~19,00m付近で栽培されていて、ボリビア国内の総生産量の90%を占めます。
カラナビ地域は標高800m~1400mで栽培され、ボリビアの中では新しい栽培地です。
ボリビアのコーヒーの主な品種
・アラビカ種
・ティピカ種
・カトゥーラ種(カツーラ)
・クリオーリョ種
・カトゥアイ種(カツアイ種)
・カティモール種
などがあります。
内陸の国のため、一旦ペルーへ運び、そこから海外の国々へ輸出しています。そのため輸送に関わるインフラ整備が必要不可欠ですが、現在は十分な整備が行われていません。そのため、品質が向上したのも、スペシャルティコーヒーに出現するようになったのも最近のことです。まだまだ、資金面での援助が必要な国です。
ボリビアのコーヒー豆の精製方法
ボリビアのコーヒー精製はウォッシュドプロセスが取られています。一部ではナチュラルプロセスも取られいます。
ボリビアの農園は小規模の家族経営農園がほとんどです。
ボリビアのコーヒーは高い標高、そして火山性の土壌、気候合わせて適した地域に栽培を広げており、味わいも豊かで、花やハーブなどのフローラルなフレーバーやクリームやチョコレートなどのフレーバーを感じることのできる非常にポテンシャルの高い豆を生産しています。
国土全体の標高が高すぎるなど、劣勢な面もありますが、これから、発展が続き、インフラ面やコーヒー生産の教育の拡充が図られ、さらなるコーヒーの品質向上で素晴らしいコーヒーが生まれる可能性を秘めた国といえます。
ボリビアのまとめ
今回はボリビアのコーヒーについて紹介しました。コーヒーの栽培はこれまでも行われていた国ですが、スペシャルティコーヒーに国名を聞くようになったのはごく最近のことです。それも発展途上国のため、財政面での弱さに重ね、国土のほとんどが非常に高い標高の地にあるということで、インフラ整備が進みにくいというのも、原因してコーヒーの品質向上に遅れをとっています。そんな中でもカップオブエクセレンスを行うなど、前向きにコーヒー栽培に取り組んでいる国です。
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