コーヒー雑学31回
「ネルドリップのお作法 その2」
~ネルは難しくない!!~
はじめに
みなさんこんにちは!さかうぇいです。ネルドリップってやったことありますか??多くの方は難しいとか、管理がめんどくさいとかでやったことないと思います。だから、ネルドリップコーヒーはお店で飲むものだと決めている方も多いのではないでしょうか??
今回はそんな敷居が高く感じられているネルドリップを紹介します。もしかすると、意外と家庭でも簡単にできるし、楽しめるかもしれないと感じていただけるかもしれません。
ネルフィルターを開封してみる
それでは今回購入してきた、マルタのネルを開封してみます。
中には1~2人用の布と2~3人用の布が入っています。このセットは浅い布ですが、もっと底が深い布もありますので最適な物を選ぶとよいです。
ネルフィルターを準備する
ネルフィルターは購入してくると、でんぷん質の糊などが布自体に付着しています。そのため必要なことが、煮沸です。

まずネルが浸るくらいのお湯を多めに沸かします。

沸騰状態のお湯につけ、煮ます

煮沸が進むとネルについていた糊が取れ現れ始めます。
煮沸はネルフィルターにとって、重要で、初回だけでなく、これから先、ネルと付き合っていく間は、何度も行わなくてはならない作業になります。煮沸は、熱湯で行いますが、出がらしのコーヒー粉などを混ぜると、よりコーヒーとなじみやすくなります。
抽出後もネルを煮沸するとよいとされていますが、一般家庭での頻度はそんなに多くありませんので、2~3回は普通に洗って保存するだけでよいと思います。
気になったら煮沸する癖をつけるとよいです。
ネルを保管する
ネルの重要なポイントは保管です。この手法を怠るとネルに雑菌が繁殖し、コーヒーの味に影響を与えるだけでなく、食中毒などの原因にもなりかねませんので注意してください。まず、ネルの使用頻度が高い方向けの方法です。
写真のようにタッパなどに水を張り、その中にネルを投入して、常温保存だと水の交換を毎日、冷蔵庫の保存だと、水の交換を2~3日に1回行います。今回は煮沸してすぐの物を保管したので、持ち手の骨組みが入っていませんが、持ち手ごと保存する方法もありです。
使用頻度が低い方は、ネルの水分を軽く絞り、ジッパー付きの袋、ジップロックなどに入れて、冷凍保管します。水を毎日変える必要がないので、使用頻度が週1などの方にお勧めな保管方法です。
なお保管していて、水の交換を少し忘れてしまったなど、気になることがあれば、すぐに鍋にお湯を沸かして、煮沸しましょう!!
ネルのキーワードはやっぱり煮沸です!!
お店などでは営業中に1度煮沸して、さらに閉店後に煮沸して保管するお店もあるくらい煮沸が重要な工程といえます。そのため、ネルの管理はめんどくさく、取り入れにくいことから、敷居が高い物と感じてしまうのです。
最後に
ネルドリップといえば銀座の名店カフェ・ド・ランブル、そしてそこから派生した十一房珈琲店、カフェ・ドゥ・ワゾー、ヴェルデなどなど。そうそうたる面々ですが、意外にも敷居は高くないことを紹介していきます。もちろん何年も何十年も修業し、商品として出してるお店の味にはかなうことはありませんが、自宅で楽しむコーヒーとして、趣味で楽しむコーヒーとして取り入れるには十分な手法です。
次回はネルでコーヒーを抽出していきます。
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