コーヒー雑学16回
「コーヒーを淹れるお水は何がいい?」
~自分の使っている水で本当に大丈夫??~
はじめに
みなさんこんにちは。さかうぇいです。私自身もコーヒーを淹れる時、水について気を遣っているつもりですが、本当にそのお水でいいのか心配になるときがあります。みなさんはどんなお水を使ていますか??ご自宅から出る水道水をそのまま沸かして使っている方、ご自宅の浄水器もしくは浄水ピッチャーなどで浄水して使っている方、はたまたウォーターサーバーを契約して使っている方。など様々だと思います。そのどれがコーヒーに適しているのか、いまいちピンとこないと思いませんか??
結論
はじめにの後にいきなり結論ってきておい!!って突っ込みたくなった人ごめんなさい(笑)
コーヒーに適した水は所説あるので、どれも正解です!!
いろんな方や研究された方が、この水はどうの、あの水はだめだ、と言っている。意見多すぎてどれが正解か、わかりません。つまり、これだけあるってことはどれも正解なんです。あとは、コーヒーを淹れて一番おいしいと感じた水が一番おいしいです。
では私的目線でみなさんに水を説明する上で、何を言ったら良いのか考えた結果、「コーヒーに適した水を探すのではなく、コーヒーを淹れる水でなるべく取り除いた方がいい要素や、なるべくそうしたほうがおいしく淹れられる要素」を説明したほうが、わかりやすいし、それに寄せたら、コーヒーが自分好みの味になったなど、ちょっとした発見につながりそうなことに気が付きました。
まず水について知る
みなさん水は毎日口にすると思いますが、そのお水の中に何が入っているか知っていますか?水の中に含まれる物
・ミネラル
・塩分
・鉄分
・塩素
水の中にはこんな物質が主に含まれています。
また水には硬水と軟水があります。これは水が台地を流れる過程で、土壌に含まれるミネラルなどの物質が溶け込む量で分かれます。一般的に日本の水は軟水で、ヨーロッパなどの水は硬水といわれます。日本人は軟水に慣れていますので、硬水を大量に摂取すると、体に合わない方もいらっしゃるので、下痢や吐き気を催すことがあります。
硬水は台地を流れる時間が長いため、地中に含まれるミネラル分などが多く水に溶けだすため、含有量が多くなり、硬水となります。
逆に軟水は日本の地形のように狭くて坂が急なところを水が流れる時間が短いため、地中のミネラル分があまり溶け出さず、含有量が減り軟水となります。
コーヒーを抽出する上での気を付けるべき水の含有物
一般的にコーヒーを淹れる上で、水の中にあると味に影響してしまうといわれる物質が、複数ありますが、特に気を付けたいのが塩素です。そもそも、塩素がなぜ水の中に入っているのでしょうか??
答えは日本の場合、水道水として使用する場合は必ず、塩素によって消毒を行うルールがあります。(水道水として精製する過程で塩素を使用し消毒します)
その消毒で使用した残留塩素が水道水の中に含まれているのです。お湯を複数回沸かしたポットに白く硬い結晶のような物が付着しているところを見たことがある方は多いですよね?よくカルキと言いますが、あれは水の中に含まれる塩素などの不純物が残ってできた結晶です。
この塩素が、コーヒーの苦みや渋み、えぐみなどの原因になることがあります。それらを取り除くことで、コーヒー本来の苦み、そして渋みやえぐみなどの不快要素を取り除くことができ、クリーンカップに仕上げることができます。
コーヒーを抽出する上での気を付けるべき軟水と硬水
つづいて、コーヒーを淹れる水で軟水と硬水がどう影響するか説明します。
コーヒーは軟水が適しています。
その理由は、硬水はミネラル分などの含有物が多いために、コーヒー成分が溶け出しにくく、抽出がしにくくなってしまいます。硬水を使う場合にはメッシュを細かくする、抽出速度を下げることなどで、抽出不足を解消する必要があります。
ヨーロッパは硬水のため、このような理由から、エスプレッソの技術が生まれ、繁栄していったといわれています。
まとめ
ここまで読んでいただいて、大まかにコーヒーを淹れる時はなるべく、軟水で、残留塩素がない方が、おいしく淹れることに近づけることがわかっていただけたかと思います。
それでは次回雑学編17回もしくは18回でさかうぇいは実験します。どんな水に残留塩素が多く含まれているのか?そしてどんな水がより軟水なのか?検証します。小学生の自由研究みたいな実験をやりますのでお楽しみに!!
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