コーヒー雑学9回
「カフェインがダメな人はコーヒーを楽しめないの??」
まずはじめに
みなさんこんにちは!さかうぇいです。久々の雑学編行きます!!
今回はカフェインがダメだからコーヒーはちょっとという方向けに説明したいと思います
このサイトを読んでくれている方のほとんどはコーヒーが好きでカフェインも大丈夫という方も多いかと思います。しかしカフェイン大丈夫な方でも、寝る前だからコーヒーはちょっととか、これからしばらくトイレには行けないからカフェインは摂取できないなど、コーヒー大好きでも敬遠しなければならない時があると思います。そんな悩みに答えていこうというのが今回の雑学編です!!
そもそもカフェインってなに?
カフェインとは興奮作用を持つ物質で覚醒、解熱鎮痛、強心、利尿の各作用を起こすものです。よくある話だと、中学高校時代、明日に迫ったテスト勉強のために寝ないようにコーヒーを飲んで目を覚まそうとしたことがあると思います。これこそがコーヒーの主成分であるカフェインの覚醒作用を利用したものです。カフェインはコーヒーのほかにも緑茶やウーロン茶、紅茶などにも含まれます。カフェインの過剰摂取は中毒症状を引き起こすことや場合によっては死に至るケースもありますので注意が必要です。
余談ですが、カフェインの効果は消化されるとすぐに出ますが、その反面、すぐに人体から消えてしまいます。なので長時間カフェインの効果は期待することができません。
カフェインがダメな人はコーヒー飲めない?
さて、人間の体質的にカフェインに対する抗体がない方もいらっしゃいます。そのようなかたがコーヒーを飲むとコーヒー酔いをする場合があるといわれています。ではそのような方々はコーヒーという飲み物を楽しむことができないのでしょうか・・・
実はそんな方でもコーヒーを楽しむ方法があります!!
カフェインレスコーヒー
いきなり答えを言ってしまったのですが、カフェインがダメな方やカフェインを摂取したくないときに飲めるコーヒーがこのカフェインレスコーヒーです。
今やいろんなお店からカフェインレスコーヒーが発売されていますが、カフェインの除去方法は様々な手法があります。それによって味が左右されます。またデカフェに使用する豆は質の悪い豆を使用する例があり、それらを隠すために深煎りにされているケースも多いです。
溶媒プロセス
有機溶媒抽出などとも言いますが、この手法は薬品を使うことになります。酢酸エチルや塩化メチレン(ジクロロメタン)などの溶媒液を使用してカフェインを抽出します。安価に生産することができるので、海外商品のデカフェの約80%がこの手法を用いているといわれています。この溶媒液はカフェインのみを選択して抽出することもできないので、コーヒーの良い特性までも抽出してしまうことがあります。なお、これら薬品の使用は日本では認められていないため、日本でこれらの薬品を用いて精製されることはありません。ですが、海外で精製されていれば話は別になります。
ウォータープロセス
ウォータープロセスはスイスウォータープロセス、マウンテンウォータープロセスなどがあります。これらはカフェインが水溶性である特徴を利用したものです。まず水によって生豆中のカフェインを抽出します。この際にコーヒーのその他の物質も一緒に抽出されていしまいます。そこで抽出した水をカーボンフィルターに通し、カフェインのみを除去します。そしてこの精製した水に生豆を浸し、その他の水溶性物質を豆に返すことで、コーヒーの本来の味を損なうことなく、カフェインのみを抽出できる方法です。
CO2プロセス
二酸化炭素を低温で高圧な環境にすると液体化します。その液体で豆からカフェインのみを抽出します。この二酸化炭素の液体はカフェイン以外の物質はほとんど抽出しません。その後、抽出した二酸化炭素の液体からカフェインのみを除去して、豆に返す方法です。豆に返す際は温度圧力を通常に戻すと二酸化炭素が気化するため豆にカフェインと一緒に抽出されてしまった、それ以外の物質をもどし消えます。多少豆に二酸化炭素が残ってしまいますが、二酸化炭素ですので、体には無害で味にも影響を与えない方法です。
カフェインレスコーヒーのまとめ
ということで今回はカフェインがダメな方やコーヒー好きだけど、カフェインの摂取を抑えたい、妊婦の方でカフェインの摂取を控えたいといった方向けにカフェインレスコーヒーについて紹介しました。多くは健康のためを考えてカフェインレスコーヒーを選ぶことになると思いますが、精製方法によって大きく味が変わってしまうだけでなく、むしろカフェインより有害な薬品を摂取することにもなりかねない可能性があります。
(溶媒プロセスのジクロロメタンなどは沸点が低いため、コーヒーを淹れる際の熱湯では揮発してしまうので人体に大きく影響はありません。)
カフェインレスコーヒーを選ぶ際は安価だからといって簡単には手を出さずに、念のため、ウォータープロセスやCO2プロセスでカフェインを除去したコーヒーを選ぶことをお勧めしたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。Twitter、インスタもいろいろ投稿しています。ぜひご覧ください!!ご意見、ご要望、アドバイス大歓迎です。コメントいただけると励みになります。よろしくお願いします。
コメント