コーヒー豆のあれこれ22回目
「ジャワ島のコーヒーについて」
~各国のコーヒーの特徴~
ジャワ島について
みなさんこんにちは。さかうぇいです。今回のコーヒー豆のあれこれはジャワ島について紹介していきます。ジャワ島はインドネシアの国です。
シリーズ過去記事はサイトマップからご覧ください!!
まず一旦インドネシアについて説明します。首都はジャカルタです。
公用語はインドネシア語です。
ジャワ島にはインドネシアの首都ジャカルタがあります。スマトラ島同様に環太平洋造山帯上にあるため、地震や火山が多いエリアです。したがって、土壌が火山性土壌であり、コーヒー栽培に適しています。ジャワ島は東西に延びる島で、中部から西側が熱帯雨林気候、中部から東側がサバナ気候です。
雨季は11月~翌年の3月まで。乾季は4月~10月です。雨季の最高月間雨量が400mmに上ることもあります。気温は平均最高気温が32度平均最低気温は25度で霜が降りることはありません。
ジャワ島のコーヒー生産地域
ジャワ島のコーヒー生産地域は西部高原地域、中部高原地域、東部高原地域に分かれます。ジャワ島のコーヒー生産はほとんどが国有のプランテーションとなっています。西部地域はその中で唯一民間の企業によって発展している地域です。
東部地域の低地エリアではロブスタ種がメインで栽培され、ギリン バザープロセス(スパトラ式)がとられています。ジャワ島で生産されるブルボン種のコーヒーはほとんどは東部地域の国有プランテーションで生産されています。
ジャワ島のコーヒーの主な品種
・ロブスタ種(90%)
・アラビカ種(10%)
・ティピカ種
・アンドゥン・サリ種
・カルティカ種
・アテン種
・シガラーウタン種
などがあります。
アフリカ大陸から始まったコーヒー栽培はそこから他の地域へ伝来しますが、その一番初めがインドネシアでした。ジャワ島では1696年ごろに栽培をスタートしましたが、洪水によって最初の苗木は全滅してしまいました。それから3年後の1699年ごろに根付き栽培が本格的に始まりました。しかし今度はサビ病に侵されてしまいブルボン種の栽培をいったんあきらめることになります。そのためジャワ島で栽培される多くの品種がロブスタ種となりました。
ブルボン種の栽培が再開されたのは1950年代になってからと比較的浅い歴史です。
ジャワ島のコーヒー豆の精製方法
ジャワ島のコーヒー精製は現在ウォッシュトプロセスがメインとなっています。同じインドネシアのスマトラ島でとられている、ギリン バザープロセス(スマトラ式)を用いていた地域ですが、この精製方法は欠点豆の混入が多いことや、豆が痛むリスクが高いため、見直され、このリスクが少なく、品質の向上ができるウォッシュトプロセスに切り替わっています。
ジャワ島のコーヒーは特別な風味や味わいはなく、平凡なコーヒーといわれることが多いです。
ジャワ島のまとめ
今回はジャワ島のコーヒーについて紹介しました。同じインドネシアの国ですが、スマトラ島では長らく伝統的な手法であるスマトラ式を現在も盛んに行い、リスクもありますが、独特の味わいとフレーバーを提供していますが、ジャワ島は反対にリスクを減らし品質の向上を図るコーヒーつくりを目指すという同じ国でも違った目線をもっており、非常に興味深い国です。どちらも正解はありませんが、インドネシア全体として、これからのコーヒーに期待が高い国です。
最後までご覧いただきありがとうございました。Twitter、インスタもいろいろ投稿しています。ぜひご覧ください!!ご意見、ご要望、アドバイス大歓迎です。コメントいただけると励みになります。よろしくお願いします。
コメント