神田駅から小川町、淡路町にかけて広がる殺伐としたオフィス街の中にある素敵な喫茶店。
今回は淡路町の喫茶店「高山珈琲」について紹介します。
高山珈琲はこんなお店
- 淡路町駅から3分ほど、靖国通りから一本入った路地にある店
- 殺伐としたオフィス街にオアシスのように佇む素敵な喫茶店
- 全席禁煙
- 一歩足を踏み入れると外界とは違った落ち着きで至福のひと時を過ごせる
高山珈琲はオフィス街に佇む喫茶店好きのオアシス的な店
高山珈琲のある場所は淡路町・小川町駅側は交通量の激しい靖国通りのすぐそばであり、神田駅側は殺伐としたビルが立ち並ぶオフィス街。
そんなせわしない雰囲気を感じる立地でありながら、1本入った路地に緑がたくさん生い茂る不思議な世界観を醸し出すのが高山珈琲です。
1994年の創業でマスターはそれまで喫茶店の立ち上げに携わってきた経験があるそう。
店に一歩入れば先ほどまでのオフィス街の雰囲気から一転し、落ち着き感溢れる隠れ家のような雰囲気に包まれます。
高山珈琲の店内は癒しと落ち着きを提供してくれる素敵な空間
店内は全席禁煙。
カウンター奥の棚にはたくさんのアンティークカップ。壁に飾られた写真などすべてのものが高山珈琲の雰囲気感を作り上げています。
お客さんもグループで来店しおしゃべりを楽しむ方も多いですが、特にルールや決まりを作っているわけではないのに、自然とトーンを抑えてしっぽりと楽しんでいる姿を見受けるのが非常に素敵に感じられます。
高山珈琲のブレンドコーヒーはあえて抽出して置いたもの！？
マスターのこだわりを感じるのが高山珈琲オリジナル、2種類のブレンドコーヒー。
ブレンドコーヒーは通常、焙煎した状態の数種類の豆を決めた割合で混ぜ合わせた物であり、配合割合は全体的な物でしかありません。
そのため1杯ごとの抽出のために使用する計量スプーン1杯あたりのコーヒー粉に決めた配合割合で豆が入るとは限らず、必然的に1杯1杯のコーヒーには割合のムラが出てしまいます。
そこで高山珈琲では1度の抽出に100gの豆を使用し一定量を抽出する方法を取ります。そのおかげでブレンドの配合割合はメニュー表通りになり問題は解決します。
しかしここで新たな問題が生まれます。抽出した状態のコーヒーを保管するとコーヒーの味わいに深く関係する「酸化」が発生してしまいます。
それを解決したのがあらかじめ生豆の水分含有量を減らし酸化を防ぐという方法です。これこそがオールドビーンズコーヒーを使用する所以でもあります。
これらにより高山珈琲の味わい深くまろやかで、コクのあるブレンドコーヒーを実現しています。
高山珈琲マスターのこだわりがたくさん詰まった魅惑のメニューのラインナップ
高山珈琲のこだわりはブレンドコーヒーだけにはとどまりません。コーヒーは2種類のブレンドコーヒーの他にシングルオリジン、アイスコーヒーの他、カフェオレ、ウインナーコーヒーを用意。
ケーキは自家製の2種類のチーズケーキの他アップルパイ、6種類の具材から選べるサンドイッチや、一番人気のシナモントーストなどなど。
高山珈琲『ブレンド（メール）』高山珈琲の看板！！マスターのこだわりたっぷり
先述のこだわり抜かれたブレンドコーヒーからメールをウエッジウッドのレースピオニー、カップ＆ソーサーでいただきました。
メールはコロンビアスプレモ、ブラジルNo.2、ホンジュラスSHB、ジャワロブスタの4種類をブレンドした高山珈琲オリジナルのコーヒー。
酸化したような風味は一切なく、ほんのりとした酸味とマイルドな苦味がふんわりと口の中に広がる心地の良い1杯です。
高山珈琲『オ・レ・グラッセ』黒と白のコントラストが素敵！
グラスに白と黒がはっきりと分かれたコントラストが美しいオ・レ・グラッセ。
甘さ控えめなので甘いものがお好きな方はガムシロップを入れて飲むのが良さそう。
キリっとさっぱりで苦味のキレがあるアイスコーヒーとまろやかなミルクが重なり、非常にまろやかでありながら心地よい苦味を感じる幸せ感を味わえる1杯です。
高山珈琲『サンドウィッチ』6種類の具材から選べる食べ応え抜群のメニュー
高山珈琲のサンドウィッチは6種類の具材の組み合わせから選択できる、楽しみ抜群のメニューです。
セットでリンゴジュースがついてきます。
サクサクふわふわのトーストにほんのりとマスタードが効いたタマゴとそれをまろやかにしてくれるチェダーチーズの組み合わせが抜群。
食べ応え抜群でランチなどにもぴったりです。
高山珈琲『レアチーズケーキ』たっぷりクリームが添えられた自家製ケーキ
2種類用意されているうちの1つレアチーズケーキ。
高山珈琲の自家製チーズケーキは甘さ控えめでさっぱりとした味わい。
口の中で広がるチーズの香りが非常に心地よい1品です。コーヒーとの相性も抜群なので、じっくり味わいながら楽しめます。
高山珈琲さかうぇいの感想
殺伐としたオフィス街にある喫茶店好きのオアシス的存在の高山珈琲でした。
雰囲気よく素敵で落ち着く空間を提供してくれるマスターは物腰が非常に柔らかく、優しく包み込んでくれるような雰囲気感を持っているので、つい通って常連になりたくなってしまいます。
周囲はまさに都心のど真ん中と言わんばかりの大通りとオフィスビル街で、高山珈琲を見つけるとワクワク感がたまらない気分になります。
そして店内に踏み入れれば、外の雑踏の世界とははっきりと一線が引かれまったく別の世界へ誘われてしまいます。
次回更新は6月11日（金）18：00に予定！
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高山珈琲について
高山珈琲
淡路町・小川町駅から徒歩約3分
JR神田駅から徒歩約5分
東京都千代田区神田須田町1-12-6
取材は2021年6月3日に行いました。
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