コーヒー雑学30回
「珈琲店のメニュー解説その12.5 上級編1.5」
~難解なメニューを読み解こう!!~
はじめに
みなさんこんにちは!さかうぇいです。珈琲店のメニューについて以前のシリーズを読んだ方はだいぶ理解できて、シングルオリジンコーヒーからも自分の好みのコーヒーを選ぶことができそうな気がしてきましたか??
今回も上級編として、シングルオリジンコーヒーから離れ、コーヒーカクテルやアルコールの入ったコーヒーなどアレンジコーヒーのメニューについて紹介していきます。
珈琲店へ行ってもこの欄は難しすぎて何のことだかわからないから敬遠している方多くありませんか??
なぜ12.5回なのかというと前回紹介したアイリッシュコーヒーについて、紹介しきれなかった部分と写真を撮ることができたので紹介していきます。
上級編1:アイリッシュコーヒー
今回もアイリッシュコーヒーについて紹介します。
アイリッシュウイスキー、アイルランドで生産されたウイスキーと、ホットドリップコーヒーを組み合わせたコーヒーカクテルであることは前回紹介した通りです。
アイリッシュコーヒーはアイリッシュウイスキーを基酒として、ブラウンシュガーや角砂糖、ホットドリップコーヒー、生クリームなどを軽くかき混ぜます。ウイスキーをそのままホットコーヒーに混ぜると、コーヒーの温度が下がってしまうことから、エスプレッソマシーンのスチームを利用してウイスキーを温めて提供することもあります。
今回特筆すべき点はここにあります。実は、エスプレッソマシーンがないお店ではどういう風にしてウイスキーを温めるか方法がわからなかったんです。ということで実際にアイリッシュコーヒーを出すお店にお邪魔してみました。
こちらは八王子駅の近くにある「憩」さんです。こちらでは、サイフォンとネルを使用したコーヒーを提供していますが、エスプレッソの提供はしていないので、エスプレッソマシーンはありませんでした。ではアイリッシュコーヒーをどのように提供しているのでしょうか??
アイリッシュコーヒーを注文してみる
私はウイスキーが多分苦手なので、ビビって注文できませんでした。厳密に言うと同行した友人が注文したのを撮影させていただきました(笑)
感謝!!
こちらがアイリッシュコーヒーです。コーヒー自体はサイフォン抽出した普通のレギュラーコーヒーです。
サイフォンで抽出するコーヒーはもともとが高温ですので、ウイスキーを温めなくても適温になるのではないか?とも思いましたが、温度低下で質が落ちてしまうことは否めません。
ではどのようにしてウイスキーを温めるのでしょうか??
答えはこうでした。
グラスに注いだウイスキーをグラスごとアルコールランプで熱します。そしてさらにその火をグラス内のウイスキーに移します。多少アルコール分が飛びますが、アイリッシュコーヒーの目的はアルコールを飲むというより、体を温めるというのが目的ですので、問題ありません。もともとアルコール度数が高いお酒ですので、むしろちょうどいいかもしれません。
現代的には当初のウイスキーを温める目的よりも、演出的な目的が強くはなっていますが、これも1つの楽しみだと思います。
ご自宅でアイリッシュコーヒーを楽しむ際は火をつけると火災などの危険がありますので、ウイスキーを耐熱容器に移し、電子レンジで加熱してから混ぜる方法もあります!!
しかし、カクテルには厳密なルールがありますので、アイリッシュコーヒーには必ずアイリッシュウイスキーを基酒としないと、別の名前のカクテルになってしまいます。のでウイスキーを買う際は気を付けましょう!
コーヒー好きのかたなら1度は飲んでおいて損ではないカクテルだと思われます。
今度は密かに、珈琲店ではなくバーではどのように出されるのか気になっているさかうぇいでした。
最後に
前回からの上級編、アイリッシュコーヒーについては終わりだと考えていたのですが、急遽お目にかかるチャンスに巡り合えたので、紹介をしたくてしたくてたまらなくなって、11.5回という中途半端な回を設けさせていただきました。
最後までご覧いただきありがとうございました。Twitter、インスタもいろいろ投稿しています。ぜひご覧ください!!ご意見、ご要望、アドバイス大歓迎です。コメントいただけると励みになります。よろしくお願いします。
コメント