コーヒー豆のあれこれ7回目
「グァテマラのコーヒーについて」
~各国のコーヒーの特徴~
グァテマラについて
みなさんこんにちは。さかうぇいです。今回もコーヒー豆のあれこれシリーズです。今回はグァテマラ共和国について紹介していきます。
まずグァテマラの正式名称はグァテマラ共和国といいます。首都はグァテマラシティー。公用語はスペイン語です。平均気温は27℃ですが、高原地域での寒暖差が大きく、年間降水量は1,000~1,500mmで、火山が多いため火山性の土壌が広がっていることからコーヒーの栽培に適した地域といえます。コーヒーの栽培される地域は標高が100m~1500mの間のボカコスタと呼ばれる地帯で栽培されています。中でも600m~1500m付近に多いです。
グァテマラのコーヒー生産地域
グァテマラのコーヒーは国の南部の熱帯雨林を開拓したエリアに多く広がっており、主に、アンティグア、コバン、アティトラン、サンマルコスなどが有名な生産地です。グァテマラのコーヒーは栽培された土地の標高の高さで等級分けさて、全部で7等級の区分があります。
上から順に「SHB」標高1600m~1700m。「FHB」標高1500m~1600m。「HB」標高1350m~1500m。「SH」標高1200m~1350m。「EPW」標高1000m~1200m。「PW」標高850m~1000m。「EGW」標高700m~850m。「GW」標高700m未満というランク付けがされています。これまで、ブラジルとコロンビアを紹介してきて記事をご覧になった方は気づくと思いますが、ブラジル、コロンビアは豆の大きさ(スクリーンサイズ)でランク付けされていたのに、グァテマラは標高でランク付けされています。その理由はなぜなんでしょう・・・
ポイントです!!コーヒーのランク付けはその国々によって国ごとの特性などに合わせているため評価基準が違います。それもコーヒーが作物であるという理由が所以でしょう!もし仮にコーヒーの評価基準が国際基準で決められていたとするとコロンビアの豆の一番ランクが高い豆はおいしいのにグァテマラの一番ランクが高い豆はおいしくないぞ?むしろグァテマラはランクが一番低い豆の方がおいしいぞ!!なんてことが起きてしまうのです。それはコーヒーがそれぞれの国の気象環境、土壌環境、また栽培環境により、味の違いに大きく影響を受ける果実であるからです。正直なところ、評価基準は違くてもいいけど、表記方法は統一してくれるとわかりやすいのになと個人的には思います。
グァテマラでのコーヒー豆の精製方法
グァテマラでの精製方法はほとんどがウォッシュドプロセスです。ウォッシュドプロセスは大量に水を必要とすることや、水質汚染に影響するなど問題点も多いですが、世界的に主流といわれる精製方法です。
グァテマラのまとめ
今回はグァテマラについて紹介しました。スペシャルティコーヒーといえばグァテマラというくらい高品質の豆が取れることで有名な国です。特に標高1600m以上の高地で育つコーヒーは実が固く締まり、香りや味が凝縮されるとされ、最高級品として名高いものです。その称号として、「SHB」が与えられます。コロナ渦が終息して、また珈琲店や喫茶店を回ることができるようになったら、皆さんもぜひ、グァテマラのメニューを見つけた際はそのグレードに注目してみていただきたいと思います。
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