コロンビアのコーヒーについて

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コロンビア国旗 コーヒー豆のあれこれ

コーヒー豆のあれこれ6回目

「コロンビアのコーヒーについて」

~各国のコーヒーの特徴~

 

コロンビアについて


みなさんこんにちは。さかうぇいです。今回もコーヒー豆のあれこれシリーズです。今回はコロンビア共和国について紹介していきます。

コロンビア国旗

今回はコロンビアについて説明してきます!!

まずコロンビアの正式名称はコロンビア共和国といいます。首都はボゴタ。公用語はスペイン語です。コロンビアは自然に恵まれた地形で、気候は基本的には熱帯といわれていますが、標高が高い地域などは気候が大きく変わります。コーヒーが栽培されている地区は国土の東側がメインで、その地域の平均気温は18℃~24℃。平均雨量は2,000~3,000mmで、標高は1,000~2,000m付近というような場所で栽培されています。


コロンビアのコーヒー生産地域


コロンビアのコーヒー生産地域は広く、主に3地域に分けられます。なお、コロンビアのコーヒー産地は世界遺産に登録され、「コロンビアのコーヒー産地の文化的景観」とされています。まず北部地域。主にマグダレナ州、カサナレ州、サンタンデール州、ノルテ・デ・サンタンデール州が挙げられます。この地域は標高がほかの地域より比較的低いことが特徴です。そして中部地域。主にカルダス州、キンディオ州、リサラルダ州、ノルテ・デ・ヴァジェ州、アンティオキア州、クンディナマルカ州、ノルテ・デ・トリマ州が挙げられます。この地域は年間を通じてコーヒーを収穫することができ、収穫期が年2回あることが特徴です。最後が南部地域。主にナリーニョ州、カウカ州、ウイラ州、スール・デ・トリマ州が挙げられます。この地域は赤道に近いエリアですが、標高が高いため気温が比較的低い場所で栽培されているのが特徴です。

コロンビア農園

 

コロンビアのコーヒーの主な品種


コロンビアのコーヒーのほとんどはアラビカ種です。一部別の品種も栽培されていますが数はごくわずかです。(コーヒーの細かい品種のお話は豆のあれこ3回目4回目の記事をご覧ください。)コロンビアの豆もブラジルと同じくスクリーンサイズ(豆の大きさ)でランク分けされいます。コロンビアではランクが上から順に「エクセルソ プレミアム」「スクセルソ スプレモ」「エクセルソ エクストラ」「エクセルソ マラゴジッペ」「エクセルソ カラコル」などとランク付けさており、この基準はアマカフェと呼ばれるコロンビアのコーヒー生産者連合会の関連会社により厳しく判定されているため、コロンビアのコーヒーはとても高品質な豆が多いとされています。またコロンビアでの基準は豆のスクリーンサイズが16以上ないとスペシャルティコーヒーを名乗ることもできません。

ここでポイントです!コーヒーの評価基準は各国によって違います。例えばブラジルの場合はNo2~No.8という感じ。コロンビアの場合は今回紹介した内容です。つまりこれこそが、私たちが喫茶店に行くと暗号が書かれているかのように感じてしまうメニュー表の謎の一つの要因です。例えば、「ブラジル サントス NO.2」「コロンビア スプレモ」「グァテマラ SHB」こんな表記されると知らない人は暗号ですよね(汗)でも読み解くと原産国とそのランクが表しているだけなんです。私もそうでしたが、これだけ見ると勝手に「あぁ!この豆はコロンビア産のスプレモって品種の豆なんだなぁ・・・」なんて解釈しがちです。でも残念ながらその解釈は間違え!!わかっていただけたでしょうか??このシリーズの記事を読んでコーヒーを注文する際の手助けになっていただければ幸いです!!

メニュー表

バリエダコロンビア種


この品種は現在コロンビアで多く栽培されていて、ハイブリッドティモールとカトゥーラの交配品種です。サビ病対策として交配されてた品種で残念ながら、カトゥーラ種より品質が落ち、人によってはコロンビアの豆はこの種の登場から質が落ちてしまったと評価するかたもいらっしゃいます。

コロンビア コーヒーチェリー

ポイントです!コーヒーノキの大敵であるサビ病ですが、一度発生するとその品種を全滅しかねない病気です。一度全滅してしまったり、対策のため品種改良されたりすることにより、その国全土のコーヒーの味や風味特性が変わってしまっていることが多く、これから紹介する各国でもそのような歴史をたどっている国があります。コーヒーは産出国によってはその国の存亡にかかわる重要な作物で、なにより安定した供給ができることが重要な国もあります。そのような背景から多少の味、風味の劣化はやむを得ない部分もあります。

 

カトゥーラ種(カツーラ種)


カトゥーラ種についてはコーヒー豆のあれこれシリーズ4回目で紹介しておりますのでそちらをご参考ください。

 

コロンビアでのコーヒー豆の精製方法


コロンビアではウォッシュドプロセス(水洗式)が取られています。なおウォッシュドプロセスは非常に多くの水を使用することや、水質汚染など問題もあります。

コロンビア 豆乾燥

写真は脱穀した後に天日干しにされるコーヒーの生豆です。ナチュラルプロセスだとコーヒーチェリーのまま天日干しにされます。

コロンビア農園

コロンビアのまとめ


今回はコロンビアの国とコーヒーについて説明してまいりました。コーヒーの栽培に非常に恵まれた環境で最高級品質の豆といわれるエメラルドマウンテンを生む国は栽培風景とその土地丸ごと世界遺産に登録されているほど、コーヒーとは切っても切り離せない関係の国です。国の方々はコーヒー栽培に対して熱い思いを持ち、真摯に向き合っている方々が非常に多いそうです。ぜひ一度機会が訪れることがあれば訪問してみたい国です。

最後までご覧いただきありがとうございました。Twitter、インスタもいろいろ投稿しています。ぜひご覧ください!!ご意見、ご要望、アドバイス大歓迎です。コメントいただけると励みになります。よろしくお願いします。



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