コーヒー豆のあれこれ4回目
「アラビカ種について2」
~アラビカ種ってどんなコーヒー?~
ゲイシャ種の話が長引いて・・・
みなさんこんにちは!さかうぇいです。前回に引き続き今回もアラビカ種について説明していきます。本当であればアラビカ種のお話1回で終わらせるつもりしていたのですが、なんとゲイシャ種の話で自分的に盛り上がってしまい、尺をオーバーしてしまったので、2回目に持ち越しをしました。前回はアラビカ種の中でもティピカ種についての説明をしました。今回はもう一つの亜種、ブルボン種について説明していきます。
ブルボン種
ティピカ種の突然変異品種です。ブラジルのコーヒーの原型といわれることが覆いそうです。ただし病害に非常に弱いことから品種改良がされているものが多く、ブルボン単一の品種は少ないとされているため高級品です。また粒が小さいのが特徴です。
カトゥーラ種
カツーラ種とも呼ばれることがあります。こちらはブルボンの突然変異品種です。ブルボンより酸味が強くて渋いといわれているようです。こちらはコーヒーノキが小さいことが特徴です。
パカス種
エルサルバドルで発見された突然変異品種です。発見されたのがパカス農園だったことからパカスというようです。コーヒーノキが小ぶりで病害に強く、暑さにも強い品種です。
パカマラ種
エルサルバドルで作られた人工交配種です。ティピカ種のマラゴジッペとブルボン種のパカスを交配して作られ両種の名前からパカマラとつけられています。高品質ですが、コーヒーノキが高く伸び、生産量も安定しにくいマラゴジッペとコーヒーノキの背が低く、暑さに強いパカスを交配させることにより両種の長所を取ることができ、高品質で収穫量が多く、背の低いコーヒーノキである理にかなった品種です。ただし病害についてはマラゴジッペの特徴を引き継いでいるので耐性が弱いのが特徴です。
ムンドノーボ種
ティピカのスマトラとブルボンを交配させた品種です。現在のブラジルの代表品種です。このムンドノーボの種粒の大きいものをアカイヤ種と言います。生産性がいいのと病害に強いのが特徴です。
カトゥアイ種
ムンドノーボ種とカトゥーラ種の交配人工交配種でムンドノーボの特徴であった高身長の木になってしまうのをカトゥーラと交配することで低い木にできたのが特徴で病害に強く生産性の取れたとても効率のいい品種です。
ここまでのまとめ
ここまで挙げてきたようにコーヒーにはさまざまな品種があり、それぞれの品種特性があります。また生産性を考えられさまざまな品種改良がおこなわれ、新たな品種が生まれています。日本ではコーヒーの生産とは無縁に近いので、私たちにはピンとくる話ではあまりありませんが、一言でコーヒーと片付けてしまう中にはこんなにたくさんの品種と種類があることになんとなく気づけていただけたら幸いです。
こんなに品種を上げて何を言いたいのかというと・・・
こいつはこんなにたくさん訳の分からない品種の名前をつらつらと羅列して何がしたいんだと思った方が多いと思います。すみませんでした(笑)
私が言いたいことはこれだけ品種がたくさんあるので味が変わるのは当たり前だということを少しでもわかっていただきたいと思いました!!ですが、私たちがコーヒーといって飲まれるときは、もはや品種も生産国もわからないブレンドで飲んでることが多かったり、一言でブラジルやコロンビアといった生産国名で表記されて飲んでいたり、モカやブルーマウンテンなどなど、国名とは全く無関係の名前で飲まれていたりしているのです。しかしそんななかで、一部の高級品質の豆だけはしっかりと品種名で飲まれている例えば、ゲイシャやパカマラです。コーヒーの呼び名は区別があいまいになってしまっていることがわかっていただければコーヒーがいろんな味がする理由が少しわかっていただけると思います。
知れば知るほど奥が深い=泥沼のコーヒーのお話です。
次回以降は国ごとのコーヒーの特徴について迫っていきたいと思います。
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