コーヒー豆のあれこれ14回目
「エチオピアのコーヒーについて」
~各国のコーヒーの特徴~
エチオピアについて
みなさんこんにちは。さかうぇいです。今回のコーヒー豆のあれこれはエチオピアについて紹介していきます。
シリーズ過去記事はサイトマップからご覧ください!!
エチオピアの正式名称はエチオピア連邦民主共和国です。
首都はアディスアベバ。公用語はアムハラ語ですがそのほかの言語も使われています。
エチオピアの気候は熱帯気候です。年間降水量1,200mmを越えます。エチオピアは雨季が2回あり、大雨季と小雨季に分かれます。大雨季は6月~9月、小雨季が3月~5月、乾季が10月~3月です。
コーヒーの木が手入れもせずに自生してしまう国ですので、言うまでもなくコーヒー栽培に適している土地です。
南スーダンとの国境付近の西部から南部を経由して東部まで非常に広い生産範囲を持っています。エチオピアはアラビカの誕生の地と呼ばれ、それらをアラビア商人が広めたことからアラビカ種と呼ばれています。しかし、アラビカ種の誕生はエチオピアだけでなく南スーダンも入るのではないかという研究が進み、アラビカ種の誕生の地はエチオピアだけではなく、南スーダンもその一つとされています。
エチオピアのコーヒー生産地域
エチオピアはコーヒーノキが自然に自生していて、繁殖しています。エチオピアの面白い点は農園というくくりがほとんど存在しません。簡単に言えば、一般家庭の裏庭に普通にコーヒーが生えていて、手入れや育てなくても普通に育っているのです。そのコーヒーノキからコーヒーチェリーを収穫して売るというのが普通となっているのです。エチオピアではガーデン、セミフォレスト、フォレストなどの言葉があります。
ガーデン・・・ほかの農作物と一緒に肥料などを与えられて育てられた方法です。
セミフォレスト・・・自然に生えている状態でその周りの雑草を年に数回程度刈る。
フォレスト・・・何も手をかけていない自然そのものの状態
エチオピアの生産範囲は広く、そして農園のくくりもありません。主な生産地はウェレガ、レケンプティ、ジンビ、グジ、イルバボル、カファ、テピ、ベベカ、ウェライタ、ジマ、リム、アマロ、カンバタ、シダマ、イルガチェフェ、ボレナ、バレ、アルシ、ハラール、などです。
エチオピアのコーヒーの主な品種
・アラビカ種などとにかく無数
エチオピアのコーヒー品種は無数です。もはや、わかりません。ゲイシャが生まれたのもエチオピアです。突然変異品種などもエチオピアから出現することが多々です。
エチオピアのコーヒーをモカと呼ぶことがあるかと思いますが、それは、対岸のイエメンにあるモカ港からコーヒーを輸出していたことに由来しています。もともとはイエメンのコーヒーをモカといっていましたが、モカ港からのコーヒー産業が増すことにより、対岸のエチオピアのコーヒーもモカ港から輸出したことでモカの名前が付くようになりました。
喫茶店のメニューのモカの後に○○とついているのは主に地名で、その地名でどちらの国で採れた物か判断することができる場合があります。
エチオピアでのコーヒー豆の精製方法
エチオピアではウォッシュドプロセスとナチュラルプロセスの両方を用いています。
エチオピアのコーヒーは一つの農園主や農園から買い付けているものではなく一般農家などからも買っている豆があります。そのため、品種が一つでなかったり、豆の多きさ不揃いであったりすることが多いです。
エチオピアのまとめ
エチオピアのコーヒーは皆さんにとっても馴染みの深いコーヒーだと思います。モカと聞けばコーヒーに詳しくない方でも知っているコーヒーです。ですが一言にモカといってもエチオピア産なのかイエメン産なのかもわからなければ、品種もわからずに飲んでしまっているのです。ちょっと寂しく感じてしまいます。もう少しコーヒーについて繊細に考えていける機会がればもっと楽しめるのにと感じるところです。
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