コーヒー豆のあれこれ16回目
「ケニアのコーヒーについて」
~各国のコーヒーの特徴~
ケニアについて
みなさんこんにちは。さかうぇいです。今回のコーヒー豆のあれこれはケニアについて紹介していきます。
シリーズ過去記事はサイトマップからご覧ください!!
ケニアの正式名称はケニア共和国です。
首都はナイロビ。公用語はスワヒリ語と英語です。
ケニアの気候は熱帯気候です。赤道下にある国で、熱帯気候に属しますが国土のほとんどが標高が高い位置にあるため、10~28℃くらいの温度で過ごしやすい高原気候になっています。年間降水量1,000mm前後。雨季が年に2回ある国で大雨季の3月~5月、小雨季が11月~12月です。それ以外は比較的乾燥している国です。
ケニアのコーヒー生産地域
ケニアのコーヒー生産地域は西部ウガンダとの国境付近から中部と一部北部と南部にも地域があります。
主な生産地域はニエリ、エンブ、キリニャガ、メルー、マルサビットなどです。国土も広く、生産地域も多くあるケニアですが、大規模な農園は多くありません。小規模農園が集まって、ファクトリーという組合を作り、コーヒーの売買がされています。
ケニアのコーヒーの主な品種
・アラビカ種
・SL 28
・SL 34
・K7
・ルイル11
・バティアン
ケニアのコーヒーはケニア独自の品種が開発されています、特にSL系はスコット研究所というところで開発され後ろの番号は研究所で開発された通し番号になっています。K7もスコット研究所で作られた品種です。ルイル11はケニアで開発された複数の品種とカティモールを人工交配させた品種です。バティアンはルイル11の強化版といったところで、生産効率やサビ病への耐性を強化した豆です。サビ病対策のための人工交配品種などは多くの場合、品質が劣化するなどの問題を抱える場合が多いですが、ケニアの品種はサビ病対策に万全ながら、品質も高く、独特の香り、酸味そしてボディ感を持ったコーヒーに仕上がり、根強い人気がある国です。
ケニアのコーヒー豆の精製方法
ケニアではウォッシュトプロセスを用いています。
ケニアのコーヒーの等級はスクリーンサイズによって評価されています。
AA・・・最高ランク7.2mm以上
AB・・・6.8mm以上7.2mmより小さいもの
B・・・6.7mm以下
E・・・とにかく大きいもの(大雑把な味になりがち)
TT・・・軽量の軽い豆
T・・・欠点豆を含む非常に小さい豆
PB・・・ピーベリー
これがスクリーンサイズによる等級です。さらに、生豆のなど状態を判断し上記のランクにプラスして評価されるのが、
FINE・・・最高品質
GOOD・・・上の中
FAIR TO GOOD・・・上の下
FAIR AVERAGE QUALITY・・・標準
FAIR・・・中の上
POOR TO FAIR・・・中の下
といった形で分けられています。
ケニアのまとめ
ケニアはコーヒー産業にとても前向きで非常に研究熱心に取り組まれています。その結果独自品種の開発がされています。サビ病に対して強い耐性を持ちながら、生産性が高く、そして品質も確保されている、いわばパーフェクトなコーヒー品種の開発がなされています。これは非常に素晴らしいことだと思います。またケニアのコーヒーは週に1回競売が行われます。この競売のおかげで、コーヒー生産者のモチベーションの向上につながり、さらなる品質の向上につながっています。ケニアのコーヒー産業の形はこれから他国のモデルになりうる仕組みだと思います。
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