タンザニアのコーヒーについて

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タンザニア国旗 コーヒー豆のあれこれ

コーヒー豆のあれこれ17回目

「タンザニアのコーヒーについて」

~各国のコーヒーの特徴~



 

タンザニアについて


みなさんこんにちは。さかうぇいです。今回のコーヒー豆のあれこれはタンザニアについて紹介していきます。

シリーズ過去記事はサイトマップからご覧ください!!

タンザニア国旗

タンザニアの正式名称はタンザニア連邦共和国です。

法律上の首都はドドマ、事実上の首都はダルエスサラームです。公用語はスワヒリ語と英語です。

タンザニアの気候はサバナ気候。(熱帯気候に近いもの)内陸部は平均1,200mの高原地帯でコーヒーの栽培は内陸を避けて行われています。タンザニアも雨季が2回ある国で大雨季が3月~5月、小雨季が11月~12月で乾季は6月から9月です。小雨季は蒸し暑くなり非常に過ごしにくい時期です

 

タンザニアのコーヒー生産地域


タンザニアのコーヒー生産地域は内陸部の高原地帯を囲うようにして広がっています。

タンザニア地図

主な生産地域はブコバ、カゲラ、キゴマ、ルクワ、ムベヤ、イリンガ、モロゴロ、ムビンガ、ルブマ、マラ、マニヤラ、タンガ。そしてタンザニアを紹介する上で一番触れなければいけないのが、アル―シャとキリマンジャロです。

キリマンジャロ

タンザニア産のコーヒーはすべてキリマンジャロのブランドを名乗ることができますが、北東部の生産の物は特に高級品として扱われいます。いわば、キリマンジャロ山付近で生産されるコーヒーが本来のキリマンジャロというべきかもしれません。しかし北部以外のコーヒーも質が高くおいしいコーヒーと評価されています。タンザニアのコーヒーは酸味特徴が強く、さわやかでありしっかりとした強い味わいのコーヒーです。

 

タンザニアのコーヒーの主な品種


・アラビカ種

・ブルボン種

・ケント種

・ニアサ種 など

タンザニアのコーヒーはスクリーンサイズでランク付けされています。上から順にAA、A、AB、B、C、Eとあります。

タンザニアでは一部(全体の約30%はロブスタ種が栽培されています。)

コーヒーチェリー

タンザニアのコーヒー豆の精製方法


タンザニアではウォッシュトプロセスを用いています。(ロブスタ種の精製にはナチュラルプロセスを用いています。)

タンザニアの問題点はコーヒーの木1本から採れるコーヒーの生産量が非常に低く、効率が悪いことに合わせ、生産者の教育や農機具等が不足していることです。また生産者のほとんどが小規模農園で、家族経営の農園ばかりです。タンザニアの産業はコーヒーによって支えられているため、重要な問題です。

近年では小規模農園の団体ができ、共同の精製場などができ、改善している部分もあります。




タンザニアのまとめ


今回はタンザニアについて紹介しました。モカ、ブルーマウンテンに並ぶコーヒーブランド、キリマンジャロの生産地です。北部の高級品質コーヒーと比べ南部のコーヒーは品質が劣ってしまうことがあったようですが、生産者たちの努力により、同等レベルのコーヒーが生産されるようになったそうです。

そしてタンザニアの産業を支えるコーヒーですが、課題が多くあります。これらの課題を直接的には解決することは、私たちにはできないと思います。

アフリカの地で力強く育ち、個性的で素晴らしいタンザニア産コーヒー。野性的な味わいと表現されることもあります。これらは、生産者の努力によって成り立っている部分が、大きいです。

タンザニアに限ったことではありませんが、日本はコーヒーを生産することができず、ほぼ100%輸入によって賄い、消費することしかできません。私たちは少しでも、生産者の苦労や努力を感じながら感謝をもっておいしくコーヒーを頂くことができれば、報いになり、また高品質なコーヒーが生産される良い循環になるのではないでしょうか!!

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