コーヒー豆のあれこれ9回目
「コスタリカのコーヒーについて」
~各国のコーヒーの特徴~
コスタリカについて
みなさんこんにちは。さかうぇいです。今回もコーヒー豆のあれこれシリーズです。今回はコスタリカ共和国について紹介していきます。
まずコスタリカの正式名称はコスタリカ共和国といいます。首都はサンホセ。公用語はスペイン語です。
コスタリカは海に挟まれ気候が地域によって大きく変わる国です。主に雨季が5月~11月乾季が12月~4月とされています。年間の平均降雨量が1,800mmで、国土のほとんどの地区が標高500m以上の高地です。特に国の中央地帯は1,000m~1,500mの高原地帯となります。また高原地帯は複数の火山がありますので土壌も火山性の物なのでコスタリカはコーヒー栽培に適した国ということができます。
コスタリカのコーヒー生産地域
コスタリカのコーヒー生産地域は国土の中央地域の高原地域に集中しています。一番有名な生産地域がタラスで標高1,200m~1,900m級の地帯で生産されています。それ以外にもトレスリオス、セントラルバリー、ウエストバリー、オロシ、トゥリアルバ、ブルンカなどが挙げられます。
コスタリカのコーヒーの主な品種
コスタリカはアラビカ種を保護するためにロブスタ種の生産を禁止したそうです。これまで紹介した中南米の各国ではほとんどがアラビカ種の生産が中心でしたが、国内消費はごく一部の農園でロブスタ種も栽培されているケースがほとんどですので、ロブスタ種の生産を禁止している国はとても珍しいです。
・アラビカ種
・ティピカ種
・カトゥーラ種
・カトゥアイ種
・ヴィジャサルチ種(コスタリカ原産の土着品種です。)
・ブルボン種
・ゲイシャ種
・ヴィジャロボス種(コスタリカ原産のブルボン種からの突然変異種です)
コスタリカで生産されているコーヒー品種は以上が主となります。
一つ一つの品種の説明については以前の記事をご覧ください。
コスタリカでのコーヒー豆の精製方法
コスタリカでの精製方法で必ず記述しなければいけないのが「ハニープロセス」です。
ハニープロセスはほかにもパルプドナチュラルプロセスと呼ばれることもあります。コーヒーチェリーを収穫後、そのまま天日干しにするのが、ナチュラルプロセス。チェリーを脱穀し水で粘液質を除去してから天日干しするのがウォッシュドプロセス(精製方法については準備ができ次第記事にする予定です。)その二つの方法のちょうど中間にあたるのがハニープロセス(パルプドナチュラルプロセス)といえます。その味わいがハチミツのような香りやボディー感を持つことからハニープロセスと呼ばれます。
コスタリカではハニープロセス以外にもウォッシュドプロセス、ナチュラルプロセスも用いられています。
コスタリカのまとめ
今回はコスタリカのコーヒーについて紹介しました。小規模生産者が多い国ですが、生産者と農家のグループが共同で出資してマイクロミルを建設したことで農園主が直接海外のコーヒーバイヤーと取引ができるようになりました。また個々が独自に生産、精製処理、生産管理を行うため付加価値を付けられるため安定した取引が行うことができています。このような情勢から若手の生産者が農園を継ぐケースが生むことができ、さらに発展していくことが予想できる国です。ある意味コーヒー生産に関して独特な進化をしてきた国だと思います。
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