コーヒー雑学11回
「珈琲店のメニュー解説その2中級編1」
~難解なメニューを読み解こう!!~
はじめに
みなさんこんにちは!さかうぇいです。みなさんは珈琲店や喫茶店に行った際メニュー表をみて、すぐに好みのコーヒーをみつけることができますか??コーヒーが大好きでなんでも知っている方ならこのメニューのこのコーヒーはこんな物だとかこんな味だ。というのがすぐに想像つくと思いますが、ほとんどの方は、どれが、どんなもので、どんな違いがあって、自分の好みに合った物はどれを選べばいいかわからないのではないでしょうか??
結局メニュー表と格闘したけれども、わからないので無難にブレンドを頼んでおけば大丈夫だろう!!って方が多いのではないでしょうか??
そんな方にぜひ読んでいただきたい記事を作りました!今回は中級編です。
中級編1:ブラジル
シングルオリジンを見てみると様々な国名が書かれています。そもそも、ブレンド以外のシングルオリジンとは何かですが、ブレンドはそのお店や卸店がおいしい飲みやすいなどを条件にさまざまな国、さまざまな味わいの豆を掛け合わせて作ったコーヒーです。シングルオリジンは、一つの国だけの物を指します。
注意しなければいけないのは、ほとんどの場合、1つの国から採れた物を指すので、一つの品種、あるいは一つの農園から採れたコーヒーではないということです。一部のお店ではブラジルの○○農園の○○さんが作ったコーヒーですという売り方をしているお店もあります。
メニューの表記は様々な形をしている場合があるので、「ブラジル」とだけ表記されていたり、「ブラジル サントス 」表記されていたり、「ブラジル サントス No.2」と表記されていたりします。
まず、ブラジル産のコーヒーの特徴から説明します。ブラジル産のコーヒーはすべてのコーヒーの基準とされるように、苦み、酸味、香りのバランスがよく癖が少ないといわれています。
コーヒーの味わいは生豆7割、焙煎が2割、抽出が1割といわれてます。したがって焙煎度合いによっても味わいや香りの感じ方にも変化が出ますので味わいは基準としてお考え下さいい。
ブラジルのメニュー表記は
「ブラジル ○○ No.○ #○」
と表記されることが多いです。
「ブラジル 〇〇 No.〇 #〇」この部分です。多くは産地や農園、卸された港の名前や生豆の品種が入ることが多いです。
「サントス」・・・この「サントス」はブラジルの港の名前を意味します。つまりこの豆はブラジル産の豆で、サントス港から出荷された物というのが理解できます。
「イエローブルボン」・・・ブルボン種のコーヒーでコーヒーチェリーは赤色に熟すものと、黄色に熟すものがあります。これは染色体の関係で変わります。このイエローブルボンは黄色に熟した実のみ集めて生産したコーヒーです。
「ムンド・ノーボ」・・・これはコーヒーの品種です。ティピカ種とブルボン種の自然交配品種です。
この記事に合わせて、コーヒー豆のあれこれシリーズをご覧いただくと理解が深まります!!
「ブラジル 〇〇 No.〇 #〇」この部分です。ブラジルのコーヒーのランクに当たります。ブラジルのコーヒーは300gのサンプル内に入っている欠点豆の混入を減点式で評価してランク付けされています。
・No.2・・・減点数4ポイント以下の物
・No.3・・・減点数8ポイント以下の物
・No.4・・・減点数26ポイント以下の物
・No.5・・・減点数46ポイント以下の物
・No.6・・・減点数86ポイント以下の物
・NO.7・・・減点数160ポイント以下の物
・No.8・・・減点数360ポイント以下の物
ブラジルのコーヒーは、「No.1」のような完璧な物はこの世には存在しない。という考え方から最高ランクがNo.2となっています。
「ブラジル 〇〇 No.〇 #〇」この部分です。スクリーンサイズ(豆の多きさ)を表示します。20が最大の豆の大きさで最少が13です。
「ブラジル 〇〇 No.〇 #〇」この表記のさらに後ろに「SOFT」などと表示されているものがあります。それは不快な刺激をどれほど感じたかの指標を表しています。
・Stricity Soft
・Soft
・Hard
・Rioy
・Rio
と表記されます。
本当はメニューを2~3品紹介する予定でしたが、尺が思いのほか伸びてしまいましたので続きは次回へ!!
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