コーヒー雑学12回
「珈琲店のメニュー解説その3中級編2」
~難解なメニューを読み解こう!!~
はじめに
みなさんこんにちは!さかうぇいです。みなさんは珈琲店や喫茶店に行った際メニュー表をみて、すぐに好みのコーヒーをみつけることができますか??コーヒーが大好きでなんでも知っている方ならこのメニューのこのコーヒーはこんな物だとかこんな味だ。というのがすぐに想像つくと思いますが、ほとんどの方は、どれが、どんなもので、どんな違いがあって、自分の好みに合った物はどれを選べばいいかわからないのではないでしょうか??
結局メニュー表と格闘したけれども、わからないので無難にブレンドを頼んでおけば大丈夫だろう!!って方が多いのではないでしょうか??
そんな方にぜひ読んでいただきたい記事を作りました!前回から中級編はじめましたが、なんと1品紹介するだけで1記事文の尺を使ってしまいました(笑)本当は1記事で2~3品くらい紹介する予定でしたので、今日は同シリーズを続けて投稿します。
中級編2:モカ 〇〇
「シングルオリジンを見てみると様々な国名が書かれています。そもそも、ブレンド以外のシングルオリジンとは何かですが、ブレンドはそのお店や卸店がおいしい飲みやすいなどを条件にさまざまな国、さまざまな味わいの豆を掛け合わせて作ったコーヒーです。シングルオリジンは、一つの国だけの物を指します。」
と前回紹介しましたがいきなり例外です。モカは国の名前でもありませんし、1つの国から生産された豆ではありません。
モカ、イエメンにあるモカ港から出回るコーヒーの事を指します。モカの始まりはイエメンのコーヒーの輸出からでしたが、対岸の国エチオピアからも輸出が行われるようになり、両国のコーヒーはモカと名付けられるようになりました。
モカの後に続く産地名でどちらの国で産出されたものなのかがわかります。
この記事に合わせて、コーヒー豆のあれこれシリーズをご覧いただくと理解が深まります!!
エチオピア産のモカ・・・モカ・シダモ、モカ・ハラー、モカ・アビシニア、モカ・イルガチェフェ
イエメン産のモカ・・・モカ・マタリ
どちらの国で生産されたものも、原種が同じことや隣国であることで、味の特徴は似ています。
モカの味の特徴は、フルーツのような酸味、苦みは少なめ、甘さを感じる、ボディ感が強い。といわれています。
イエメンのコーヒーについては等級の基準がなく、エチオピアのコーヒーは一部欠点豆の数で等級が決まっています。したがって、エチオピア産のコーヒーの一部には表記される場合があります。
評価基準は300gのサンプル内に入っている欠点豆の個数です。
G1・・・0個~3個
G2・・・4個~12個
G3・・・13個~27個
G4・・・28個~45個
G5・・・46個以上
実際にはG1~G9までの評価がありますが、輸出される条件でG5以上という決まりがあるのでG6以下の豆は国内消費に回ります。
大変恐縮ですが、また一つのメニューを紹介するのに、1記事使ってしまいましたので、中級編はまだまだ続きます。
少々尺が余っているので、最後にモカコーヒーとカフェモカの違いについて説明します。
カフェモカは簡単に行ってしまえば、モカコーヒーにあこがれて真似して作った模倣品です。カフェモカはアメリカで生まれた飲み方で、コーヒーにチョコレートをを入れたものです。なぜチョコレートかというと、モカコーヒーのフレーバーにチョコレートがあったから。近年では様々な形に進化していますので、カフェモカはモカの模倣品という立場ではないですが、カフェモカとモカコーヒーが似ている理由はそんな理由があります。
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