コーヒー雑学23回
「珈琲店のメニュー解説その9 中級編8」
~難解なメニューを読み解こう!!~
はじめに
みなさんこんにちは!さかうぇいです。みなさんは珈琲店や喫茶店に行った際メニュー表をみて、すぐに好みのコーヒーをみつけることができますか??コーヒーが大好きでなんでも知っている方ならこのメニューのこのコーヒーはこんな物だとかこんな味だ。というのがすぐに想像つくと思いますが、ほとんどの方は、どれが、どんなもので、どんな違いがあって、自分の好みに合った物はどれを選べばいいかわからないのではないでしょうか??
結局メニュー表と格闘したけれども、わからないので無難にブレンドを頼んでおけば大丈夫だろう!!って方が多いのではないでしょうか??
そんな方にぜひ読んでいただきたい記事を作りました!急遽長期シリーズになってしまいました。しばらくお付き合いください。
中級編11:エメラルドマウンテン
中級編11品目のメニュー紹介はエメラルドマウンテンです。
実はこのエメラルドマウンテン、よく聞く気がしますが、コカ・コーラのジョージアで商品化されているためで、実際この商品名で販売している珈琲店や喫茶店は少ないように感じます。
エメラルドマウンテンはコロンビアのコーヒー最高級品として別枠のような形で販売されているコーヒーです。
珈琲店や喫茶店でエメラルドマウンテンがあまり扱われていない理由は、そもそものコロンビアの豆がFCN(コロンビアコーヒー生産者連合会)の管理で非常に質が高く、おいしいことから最高級品を扱わずとも、売れるコーヒーを提供できるからです。
この記事に合わせて、コーヒー豆のあれこれシリーズをご覧いただくと理解が深まります!!
エメラルドマウンテンの味わいは花ような香りと酸味そして、甘みが感じられます。エメラルドマウンテンはコロンビアコーヒーの最高峰の一部になります。したがってグレードも「エクセルソプレミアム」のみ、メニュー表記にはエメラルドマウンテンのみの表記が一般的です。
コロンビアのコーヒーのグレードについては以前の雑学編の珈琲店のメニュー解説その5をご覧ください。
中級編12:マンデリン
中級編12品目はマンデリンです。
マンデリンはスマトラ島のコーヒーです。マンデリンの由来はスマトラ島の原住民族のマンデリン族から来ています。スマトラ島のコーヒー栽培のメインはロブスタ種ですが、マンデリンは勿論アラビカ種の豆です。スマトラ島の北部の一部地域のみで、サビ病から逃れた種をメインとして育てられているコーヒーです。
スマトラ島のコーヒーについてはこちらの記事をご覧ください
マンデリンの味わいは酸味が少なく苦みが強いです。そのため、酸味特性の強い豆と組み合わせてブレンドに使用さることや、甘いケーキとの相性がいいためにケーキと一緒に提供されることが多いです。
スマトラ島はインドネシアに属しますのでランクはインドネシアのコーヒーの基準に準じます。なお、マンデリンのランクはG1とG2のみなので、メニューに表記されている場合はその2種類だけです。
スマトラ島のコーヒーの評価基準は300gのサンプルの中の欠点豆の個数によって評価されます。
G1・・・0~11個
G2・・・12~25個
G3・・・26~44個
G4・・・45~80個
G5・・・81~150個
この評価基準に則り表示されています。
最後に
シングルオリジンの中でも特にブランド豆である、エメラルドマウンテンとマンデリンについて紹介しました。以前ローソンのマチカフェで高級コーヒーシリーズとして、これらブランドスペシャルティコーヒーを取扱うことがありましたが、それくらい一般的に知名度がある商品名ですが、意外とどこの国で作られたもので、どのような味わいを持つか知らない方が多いと思います。せっかく飲むコーヒーなので、どのように作られて、どのように評価されていま自分の手にあるか知って飲んでいただきたいと思います。
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