コーヒー豆のあれこれ20回目
「ブルンジのコーヒーについて」
~各国のコーヒーの特徴~
ブルンジについて
みなさんこんにちは。さかうぇいです。このシリーズついに20回目を迎えることになりました。ありがとうございます。コーヒー豆についてはまだまだ書くことががたくさんある沼シリーズなのであと何回続くか個人的に楽しみです。
今回のコーヒー豆のあれこれはブルンジについて紹介していきます。
シリーズ過去記事はサイトマップからご覧ください!!
ブルンジの正式名称はブルンジ共和国です。
首都はブジュンブラです。公用語仏語、キルンジ語です。
ブルンジはアフリカ内部の国で北部にルワンダ、西部にコンゴ、東部から南部にかけてタンザニアに囲まれた内陸の国です。南西部にはタンガニーカ湖というとても大きな湖があります。国土は標高が高くほとんどの個所で標高1,500mをこえる高地の地形です。国土のほとんどはサバナ気候です。
雨季は非常に長く、8月から翌年の6月まで続きます。逆に乾季は6月から8月の2か月しかありません。平均最低気温が9℃最高気温が22℃で、最低気温は7℃を下回ることがほとんどないためコーヒーの大敵霜が降りることはありません。しかし、雨季が長いというところから、コーヒーを育てるには難しい気候です。
ブルンジのコーヒー生産地域
ブルンジのすごいところは国土の全域でコーヒー栽培が行われていることです。
国土のほぼ全域でコーヒーを生産できる国は多くありません。
ブルンジの産業はコーヒーがとても大きなマーケットとなっていますが、度重なる内戦など、国が安定していないことから、コーヒー産業への投資が行えず、国からの支援などは非常に乏しい状態です。インフラ整備が整わないうえに、内陸の国という悪条件が重なってしまい、品質を落とさずにコーヒーの買い手に提供することが非常に難しい国です。そのため日本でもこの国の名前を聞くことは少ないと思います。
さらに問題点がこの国の北部にはルワンダがあります。ルワンダと近いということはあの問題が、この国にも存在してしまいます。「ポテトフレーバー」です。ですがこのポテトフレーバーを抑える研究もされていて、改善もされています。
近年ではスペシャルティコーヒー業界の関心を集めはじめていて、品質向上への努力が日々重ねられている国です。
ブルンジのコーヒーの主な品種
・アラビカ種
・ブルボン種
・ジャクソン種
・ミビリジ種
・ロブスタ種
ブルンジのコーヒーはアラビカ種の生産が9割を超えています。ロブスタ種の生産は1割もありません。生産のほとんどがブルボン種です。これはフランスの宗教団がこの国へもたらしたといわれています。
ブルンジのコーヒー豆の精製方法
ブルンジではウォッシュトプロセスが用いられています。
インフラの整備の遅れから、水は引いてくることができず、コーヒー水洗用のタンクを設け水を貯蔵して使用しています。
このシリーズをやっていて感じたことは、コーヒー栽培をしている国のほとんどが発展途上国であり、水が不足している環境であることが多いです。それらを調べていると蛇口をひねると水が出てきて当たり前の日本そして、比較的水資源に恵まれている日本という国のありがたみを感じざるを得ないです。日頃感謝して使うことにします。
ブルンジのまとめ
今回はブルンジのコーヒーについて紹介しました。アフリカの内陸の国で様々な環境や問題により、スペシャルティコーヒーの業界への参入が遅れていた国ですが、近年の技術進歩で注目されつつある国です。国の政治が安定し、インフラ整備などに力が回るようになれば、コーヒーの産業においてもさらなる品質向上が見込める国でしょう!これからどのようなことが起こるかわかりませんが、いい方向に進むことを願いましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。Twitter、インスタもいろいろ投稿しています。ぜひご覧ください!!ご意見、ご要望、アドバイス大歓迎です。コメントいただけると励みになります。よろしくお願いします。
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