コーヒー豆のあれこれ19回目
「ウガンダのコーヒーについて」
~各国のコーヒーの特徴~
ウガンダについて
みなさんこんにちは。さかうぇいです。このシリーズも次の更新で20回目を迎えることになりました。いつもご覧いただきありがとうございます。今回のコーヒー豆のあれこれはウガンダについて紹介していきます。
シリーズ過去記事はサイトマップからご覧ください!!
ウガンダの正式名称はウガンダ共和国です。
首都はカンパラです。公用語はルガンダ語、スワヒリ語、英語です。
ウガンダはアフリカの真珠や緑の国ウガンダなどと呼ばれるほど、自然が多くあり美しい国です。国土のほとんどが標高1,000mを超え、ルワンダ同様に赤道付近の国でありながらも、高温にはなりません。気候区分は国土のほとんどがサバナ気候です。
ウガンダは雨季が2回の国で期間は3月~5月と10月~12月です。年間雨量は1,200mm前後に達します。
ウガンダは土壌も火山性の物を多く含むので、コーヒー栽培に適した国です。
ウガンダのコーヒー生産地域
ウガンダはコーヒー生産地域が点在していますが、国土のほぼ全域で行われています。
ウガンダの主な生産地はブギス、ウエストナイルそしてビクトリア湖の周辺に広がる盆地、また西部地域アルバート湖の南部付近、中央部の地域に広がっています。
ウガンダのコーヒーの主な品種
・ロブスタ種
・アラビカ種
・ティピカ種
・SL14、SL28
・ケント種
ウガンダを説明するうえで絶対に説明しなければいけないのがロブスタ種についてでしょう!
なぜかと言えば、ロブスタ種の原産地がこのウガンダなんです!!
他国ではアラビカ種の栽培割合とロブスタ種の栽培割合は8:2であったり9:1程度であったりが妥当なところです。しかしウガンダでは逆転します。全体の生産量の80%をロブスタ種が占めています。ロブスタ種はアラビカ種と違い、高地での生産はされず、比較的低地での栽培がされていますが、ウガンダではロブスタ種の高地栽培もされています。
SL種についてはケニアの記事をご覧ください。
ウガンダのコーヒー豆の精製方法
ウガンダではロブスタ種、アラビカ種ともにウォッシュトプロセスとナチュラルプロセスの両方が用いられています。
ロブスタ種というとあまりいいイメージがわかないと思います。というのも、ロブスタ種はアラビカ種に比べ品質が劣り、酸味特性や香りが少なく、苦みが強く渋さを感じやすいといわれています。そのため、工業用コーヒーに使用されることが多く、安価なコーヒーはロブスタ種が使われていることが多いです。日本では主に、インスタントコーヒー、缶コーヒーやブレンドコーヒーの一部に使われます。そのため、ロブスタ種をシングルで飲む機会は少ないです。よくインスタントコーヒーを飲むと胃がムカムカするけども、レギュラーコーヒーはそういったことがないという方がいらっしゃいますが、その理由も多くは、この品種の違いにかかわることが多いです。他国ではロブスタ種の生産はわずかでそのほとんどは国内での消費で終わってしまい、国外へあまり出回りません。したがって、インスタントコーヒーや缶コーヒーの大半がこのウガンダで生産されている豆を使用しているといっても過言ではないと思います。
ウガンダのまとめ
今回はウガンダのコーヒーについて紹介しました。非常に自然豊かな国でロブスタ種の故郷、そして国土全体が標高が高い国でコーヒーの質が高いことが大きな特徴です。ロブスタ種の精製にもウォッシュトプロセスを用い品質の向上に効果が出てきていて、何かおもしろいことが起きそうな予感がする国です。
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