コーヒー雑学21回
「珈琲店のメニュー解説その7 中級編6」
~難解なメニューを読み解こう!!~
はじめに
みなさんこんにちは!さかうぇいです。みなさんは珈琲店や喫茶店に行った際メニュー表をみて、すぐに好みのコーヒーをみつけることができますか??コーヒーが大好きでなんでも知っている方ならこのメニューのこのコーヒーはこんな物だとかこんな味だ。というのがすぐに想像つくと思いますが、ほとんどの方は、どれが、どんなもので、どんな違いがあって、自分の好みに合った物はどれを選べばいいかわからないのではないでしょうか??
結局メニュー表と格闘したけれども、わからないので無難にブレンドを頼んでおけば大丈夫だろう!!って方が多いのではないでしょうか??
そんな方にぜひ読んでいただきたい記事を作りました!急遽長期シリーズになってしまいました。しばらくお付き合いください。
中級編8:ケニア
中級編8品目のメニュー紹介はケニアです。
ケニアは東アフリカの国の名前です。
ケニアのコーヒーはベリー系や柑橘系の酸味と香り、そしてしっかりとしたボディ感を感じるコーヒーです。
この記事に合わせて、コーヒー豆のあれこれシリーズをご覧いただくと理解が深まります!!
ケニアのコーヒーは扱っているお店は、ちょこちょこ見かける程度です。なかなか専門店でないと見かけないかなといったところです。酸味特性が強い豆が多いですので、酸っぱめのコーヒーが嫌いな方は好まないかもしれません。個人的にはすごく酸っぱすぎるわけではなく、ちょうどよくベリー系酸味があり、それでいてしっかりとコクと深みがあるコーヒーに感じるのでとても好きな物の一つです。朝とかに爽やかに飲みたい一杯です。
ケニアのコーヒーは多くのお店では「ケニア 〇〇」と表記されています。これは毎度のごとくになってきましたが、豆のグレードを示します。
ケニアのコーヒーの評価基準はスクリーンサイズです。また豆の形状によっても割り振られます、
AA・・・スクリーンサイズ17以上の豆
AB・・・スクリーンサイズ15~17の豆
C・・・スクリーンサイズ11~15の豆
E・・・エレファント最大の豆
PB・・・ピーベリー
TT・・・かけらなどに近いものふるいから落ちてしまったもの
T・・・未熟豆や非常に小さい豆TTより小さな豆
ケニアのコーヒーのメニュー表記にはこのような違いが表記されています。日本ではAAを取扱っているお店が多いです。
中級編9:ハワイ
中級編9品目はハワイです。
ハワイはアメリカ合衆国の一部地域に当たります。
ハワイのコーヒーについての豆のあれこれシリーズの記事はまだ用意してません。
ハワイのコーヒーを扱う店はそう多くありません。扱っているお店は喫茶店というより、コーヒー専門店に近いお店に多く見かけます。ハワイのコーヒーの代表はコナです。お店の表記は、ハワイと表記する場合と、ハワイ・コナなどと表記する場合、また。コナのみを表記する場合が多いです。「コナ」はハワイの地名に当たります。非常に小さな地域で生産されるほか、ほとんどの珈琲が発展途上国で生産されている中で先進国で生産されているという部分もコナコーヒーが高級で高価格で取引されている理由です。
ハワイ コナコーヒーはメニュー上では「ハワイ・コナ〇〇〇〇〇」と表記されるこが多いです。この〇コーヒーのランクを表します。
コナのコーヒーの評価基準はスクリーンサイズと1ポンド当たりの欠点豆の数によって決まります。
Extra Fancy・・・エクストラ ファンシー スクリーンサイズ約7.5mm以上。欠点豆10粒以下
Fancy・・・ファンシー スクリーンサイズ約7.1mm~約7.5mmで欠点豆が16粒以下
No.1・・・スクリーンサイズ約6.4mm~7.1mmで欠点豆が20粒以下
Select・・・セレクト 欠点豆5%以下
Prime・・・プライム 欠点豆25%以下
などです。「コナ」を商品名につけるためにはコーヒーの総量の10%以上含んでいることと決まっています。そのため、純度100%とコナコーヒーと他の豆とのブレンドコナコーヒーがありますので十分注意してください。
最後に
今回も喫茶店のメニュー解説中級編でケニアとハワイ(コナ)について説明しました。自分の好みのコーヒーは見つけられましたか??メニューのシングルオリジンの暗号のような国名の羅列にもだいぶこれはこんな味がするだろうなってイメージがついてきましたか??少しでも皆さんのコーヒーライフのお役に立てれば光栄です。
最後までご覧いただきありがとうございました。Twitter、インスタもいろいろ投稿しています。ぜひご覧ください!!ご意見、ご要望、アドバイス大歓迎です。コメントいただけると励みになります。よろしくお願いします。
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